飛び火警戒・・風下住民に呼びかけて警戒の協力
(1)火の粉と飛び火
@たき火・火の粉が飛び可燃物に着火平成8年たき火による火災5499件の内火の粉の飛び火が2048件「平成9年消防白書」
A火事場から吹き上げる火の粉
B火事場から吹き上げる火の粉が離れた場所に落下して可燃物に着火、過去最高1800ms40・5北上
(2)飛ぴ火警戒の要否
火災現場での燃焼による火の粉の吹き上げは、火災事例から7m/s以上の強風下飛び火の危険が高い。
気象情報だけではなく現場の風という記録に現れない特有の風、昭和25年4月の熱海市の大火風速7メートルと記録されている
が瞬間最大風速20m/sであったと言われています。
警戒の要否は現場の判断で直接判断する。
(3)飛び火警戒の要領
@飛び火警戒対の指定
飛び火警戒隊は先着隊は現場活動していると後着隊がなることが多いので案内役を同乗させると付近住民の協力が得やすい。
A飛び火警戒隊の匿名指令
飛び警戒隊は迅速に実施する。遅れると2次火災に転戦しなければならない。
B飛び火警戒の実施範囲
阪神・淡路大震災では、風速4,6m/s風速7m/s以下では余り発生しない。
発生しやすい場所は過去の事例では、風下側が半数で開口部、屋根の上の物干し台、建物周囲の可燃物に発生する。
警戒範囲は風下側500m、列風時800m(700)m
C高所からの俯瞰警戒
屋根の上、物干し台に着火では昼間ではピルの上など上から見るとよくわかる。
D付近住民への広報と協力要請
風下も一体を広報し飛び火警戒を呼びかけ住民一人一人に自分の周囲をチェックしてもらう。